EBMとは「Evidence-Based Medicine」の略で、科学的根拠に基づき患者の価値観と医療者の経験を統合して最適な医療を提供する考え方です。
定義と目的
EBMは、個々の患者に対する医療の意思決定において、最新かつ最良の科学的根拠(エビデンス)を意識的かつ明示的に活用する医療のことを指します。
単に研究結果や統計データに頼るだけでなく、医療者の経験や専門性、そして患者の価値観を統合して、より良い医療を目指すことが目的です。
2001年(平成13年)6月、日本東洋医学会・EBM委員会が設置され、2002年(平成14年)9月に「2002年中間報告一漢方治療におけるEBM」が報告されました。
さらに、2005年(平成17年)7月には「漢方治療におけるエビデンスレポート Evidence Report of Kampo Treatment」が報告されました。
しかし、本来、体系上、”漢方医学の概念である「証」は時間の経過とともに変化ずる”ことから、証にそった有効性をEBMで判定することは困難であり、現在のところ、その方法はみつかっていないのが現状であると思われます。
したがって、これらの報告は、EBMという概念を通じて現代西洋医学と同じように疾病治療に対する認識を共有して、漢方医学への一層の理解を期待するためのものであると考えます。
しかしながら、漢方薬を西洋医学的な使用法で行う、つまり、病名処方対症療法と同様の方法でみていくことは、薬剤そのものの評価燗題はないのですが、その評価のままに処方をつづけるならば、証という漢方医学的視点を見うしまい漢方医学はもう1つの西洋医学に転じてしまうことになってしまいます。
以下1報告された各方剤のEBM報告を列記します。
【消化器内科】
・六君子湯は、上腹部不定愁訴詞うウソ騨碇艦敏翻る可融がある覇価る。
・桂枝加勺薬湯は、過敏性腸症候群に有用な可能性があります。
・大黄甘草湯は、湧一選択となりうる1標軸鵬陶で碗。
・小柴胡湯は、肝逸脱酵素を低下させことから、肝炎から鞭変への進展を遅延させる可能性が示唆されている。
・芍薬甘草湯は、肝腰斌おける有痛性筋騨(こむらがえり)に有効である可能性があります。
【呼吸器内科】
・麻黄附子細辛湯は、総合感冒薬に比して、発熱、全身倦怠感、咳疾を短期間に消失することが期待できる薬剤であります。
こじれて遷延した感冒に小柴胡湯が有効な可能性があります。
・小青竜湯は。中等症までの気管支炎に対し単独で十分な効果を発揮する。咳と水様療がよい目標となります。
・気管支喘息に対して柴朴湯を用いると、重症度の低下のみならず、全身投与のステロイド剤の維持量の低減が期待できます。
【循環器内科】
・糖尿病性末梢神経障害による起立性低血圧には五苓散が有効な可能性があります。
・大柴胡湯は、おだやかな抗高脂血症作用を発揮する可能性があります。
リトドリン塩酸塩投与に伴う頻脈に柴胡加竜骨牡栃湯が有効な可能性があります。
【腎臓内科】
・柴苓湯は、慢性腎炎またはネフローゼ症候群の標準的な治療に併用して有用な可能性があります。
【代謝・内分泌内科】
・清心蓮子飲は、耐糖能異常を改善する可能性があります。
・柴苓湯は、初期の糖尿病性腎症を改善する可能性があります。
・牛車腎気丸は、糖尿病性末梢神経障害改善の可能性を有する。
【老年科】
・半夏厚朴湯は、脳血管障害患者の嚥下反射を改善し肺炎を予防する可能性があります。
・四肢の冷えやしびれを訴える高齢者で、胃腸のしっかりしている人には、八味地黄丸が第一選択となる可能性があります。
【精神神経科】
・各種の認知症状態に対して当帰芍薬散が改善をもたらす可能性があります。
・香蘇散は、咽喉頭異常感症に有用である可能性があります。
・心身症神経症症例で全身倦怠感を強く訴える場合には、補中益気湯が有効な場合があります。
・白虎加人参湯は、薬剤性の□渇に有効な可能性があります。
【一般外科】
・悪性腫瘍の治療におけるQOL向上の一手段として、また、西洋医学的な治療手段の致命的な副作用防止などの補助手段として、漢方治療は有用であります。
・大建中湯は、癒着性イレウスに最初に試みられてよい薬剤であります。
【産婦人科】
・桂枝茯苓丸は、子宮筋腫重量を低下させる可能性があります。
・弓帰膠艾湯は。機能性子宮出血の出血量を軽減させる可能性があります。
・婦人の鉄欠乏性貧血の改善に、鉄剤と人参養栄湯の併用は有用な可能性があります。
・弓帰調血飲は。周産期の心身の回復に有用な可能性があります。
【
耳鼻咽喉科】
・鼻アレルギーに小青竜湯は有効な楽剤であります。
【皮膚科】
・十味敗毒湯は、湿疹・皮膚炎にフマル酸クレマスチンと同等の効果を示しました。
・尋常性座瘡に十味敗毒湯合黄連解毒湯は有効な可能性があります。
【整形外科】
・八味地黄丸は、腰部脊柱管狭窄症に有効な可能性があります。
・桂枝加朮附湯は、骨粗雑症の痛みを緩和し、骨量を増加させる可能性があります。
【泌尿器科】
・弓帰膠艾湯、または柴苓湯は、特発性顕微鏡的血尿を改善する可能性があります。
・猪苓湯は衝撃波で破砕後の尿路結石の排石を促進する可能性があります。
【脳神経外科】
・認知症の約半数を占めるとされる脳血管性認知症に対して、釣藤散は改善効果が期待できる漢方薬であります。
【歯科・口腔外科】
・シェーグレン症候群の唾液分泌量は麦門冬湯で増加する可能性があります。
【眼科】
・ドライアイに対して人参養栄湯や麦門冬湯は可能性ある治療薬物であります。
【放射線科】
・人参養栄湯は、放射線治療時の白血球減少を軽減する可能性があります。
これらの臨床データはすべて国内の臨床研究に基づくものであり、その対象患者のほとんどが日本人であることは、西洋薬と違って国内のエビデンスとしては大変意義のあるものといえます。
また、多くはエキス剤を中心として、現代医学的なエビデンスに基づき、新薬との併用が行われているケースが大多数ではないかと思われます。
特に、【一般外科】に記載した「悪性腫瘍の治療におけるQOL向上の一手段として、また。西洋医学的な治療手段の致命的な副作用防止などの補助手段として、漢方治療は有用であります。」というこのEBMは重要であり、まさに東西両医学のEBMとも思われます
私にとって、漢方を取り扱っている薬剤師さんは、「なんでも相談できるマイドクター」です。
38度近い熱があっても、子どもは平気な顔をしていることが多くて、無理に熱を下げること自体に疑問を感じて……。
そのたびに「老廃物を外に逃がしている」と思っていたのですが、漢方薬を飲み始めたことで、老廃物自体がたまらなくなり、肌荒れが少なくなりました。
授乳している間も、体の巡りがよくなって肌荒れが減り、代謝が上がったのですが、それと似た感じで、漢方薬が身体の血や水の巡りを整えてくれているんだと思います。
◎望診価しん)
◎問診(もんしん)
◎切診(せっしん)
検査などの数値によって病気を特定していく西洋医学と違い、「四診」で患者さんのかっこ「証」をさぐる漢方です!。
◎漢方専門医
一方の「五行」は、木、火、土、冷、水、という五つの基本要素の変化によって、自然界の現象を説明するものです。
漢方医学(中医学)の基本のキ。同じ人に陰陽が共存する場合、均衡も大事。陰証にはや、陽証にはやといった生薬を用いる。
あなた:
果物に喩えると病気が果皮に留まるのが表証、果肉に及ぶのが裏証。表証は発熱、悪寒、頭痛など、裏証は便秘、下痢などが起こる。
寒証を温めることを「補養散寒」といい、附子、、といった生薬が用いられる。陽証を冷ますことを「清熱」といい、黄連、などの生薬が処方される。
気血水は、人体の構造と機能を保つのに不可欠な3要素。漢方では、気血水が過不足なく、滞りなく、なおかつ関連して巡っているのが健全な状態と捉えている。
万物は「木・火・土・金・水」の5要素からなり、「相性相剋」の関係で互いに影響。肝は「木」、心は「火」、脾は「土」、肺は「金」、腎は「水」に属する。
「望診」「聞診」「問診」「切診」の「四診」で得られた情報で陰・陽・虚・実・表・裏・寒・熱の8つに分類し、病気や不調を分析することを「八綱弁証」という。
症状の変化に合わせ、漢方薬を変えながら改善を目指すことが漢方治療の基本です。
それほどひどくないけれど不調がある、検査をしても原因のわからない症状に悩まされている、西洋薬を用いても効果が感じられずすっきりしない、あるいは副作用で西洋薬を飲むことができないという人には、漢方薬が向いているといえるでしょう。
扱いやすさや保存期間、有効成分の量などそれぞれにメリット・デメリット
漢方では、症状を抑える治療(標治)を行った後に体質治療(本治)を行ったり、また、両方を同時に行うこともあります。
漢方の考え方では、健康な状態と病気のあいだに明確な境界線を引きません。
漢方薬は、複数の生薬を組み合わせているものがほとんどですよ!。
処方された薬を病院や薬局などで受け取る際、「水を多めに飲んでください」と伝えられることがあります。
とにかくカッとなり声を荒立ててしまう、イライラした後に落込む、急に顔が熱くなったり、汗が止まらなかったり、どうしてこんなに頭が痛いの? など、30~40代の「プレ更年期」や、40~50代の「更年期」の女性には、自分ではどうにもならない不調があらわれることがあります。
通称「大衆薬」あるいは「市販薬」と呼ばれていたが、2007年(平成19年)より「OTC医薬品」に呼称を変更・統一した。
このように、数字が小さいものほど「より慎重な取扱いが必要な成分」を含んでいることを示しています。
最近は街の薬局でもたくさんの漢方薬が市販されるようになり、自分で選んで簡単に購入できるようになりまLた。
6世紀ごろ、朝鮮半島経由で日本に伝わった中国の伝統医学。
それを理論化し、体系づけたものが伝統医学となります。
妊娠中でも飲める漢方薬はありますね。

そこでより簡単なやり方としてポピュラーなのが、同身寸法です。
両方享受したいなら、やや強めに押します。
手の届かないところにあるツボは、テニスボールなどのボールを床とカラダの間にはさみ、圧をかけて刺激するという方法がおススメです。